僕は嘘をつかない。

それは、誠実でありたいとかそういう真っ当な考えからではない。

めんどうなのだ。

安易についた嘘はすぐばれる。ばれたら、あとからめんどくさいことになる。

ばれないような嘘なら問題ないだろうが、そんな賢い嘘がつけるような頭がない。

いや、そう自分を卑下するもんでもない。

もしかしたら思考力はあるかもしれない、

でも、わからない。考えようとしたことがないからだ。考えるのもめんどくさい。

嘘をつかず、ただ真実を言うのが一番エネルギーを使わずに生きる方法だと思っている。

絶対にばれないし、そのほうが得するという確信があれば嘘をつくと思うが、そんな確信はめったなことでは生まれないだろう。

 

幸い、自分はそういうキャラだと周りから認識されている。

だからそれで普通に生きていける。

 

嘘をつかないと生きていけない人生は、とても疲れるんじゃないだろうか。

 

正しく生きたいんじゃない、楽に生きたいんだ。

 

古典部シリーズの折木奉太郎みたいなことを言ってしまった。